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夢であってもいい!

べらぼう第14話あらすじ~蔦重栄華乃夢噺~

蔦重瀬川夫婦道中

不義密通!?そんな噂が立ってるなんて聞いてない!

瀬川(演:小芝風花)が鳥山検校(演:市原隼人)に問い詰められ、あわや修羅場!って時に、当の蔦屋重三郎(演:横浜流星)はのんきに呼び出しを受けて検校の屋敷に向かう。

でも到着した瞬間、目の前で瀬川と鳥山検校が同心に連行されてるとか、展開速すぎて草!

実は江戸幕府が「当道座」の不正をガチで捜査してた!巻き添えくらった蔦重、まさかの連行……いや、おまえも捕まるんかい!

しかも、瀬川が吉原に大金渡してたせいで、座頭金に関与してた疑いまで浮上。もう情報多すぎて脳がついていけん!

でもここで蔦重、「自分が頼んだ!瀬川は関係ない!」と罪をかぶろうとする姿が尊すぎて泣いた。
…が、まさかの速攻で釈放。え、今の感動返して?!

その頃吉原では、検校が捕まったことで風評被害MAX!
親父連中は蔦重に「今は大人しくしてろ」ってお達し。お口チャックな江戸の闇が深い……。

そんな中、検校は牢屋入り。瀬川は松葉屋で療養生活へ。
ようやく蔦重と再会したと思ったら、「年明けには本屋をやろう。一緒に」とか言い出す蔦重。いや、夢語り出すの早すぎん!?

ほっこりモードの中、事件発生。
なんと瀬川、松崎という女郎に刺される!え、え、急展開こわっ!

実は松崎(演:新井美羽)、元旗本の娘で、家族が座頭金に苦しんだ末に自害→自分は吉原へ。
その怒りが爆発し、「検校の妻」=瀬川を刺すという——いや複雑すぎて胃が痛い!
怪我を負った瀬川は、「自分が恨まれてる存在」だと知り、心が折れかける。

でもまだ終わらない。今度は吉原の土地購入トラブルが勃発!

大文字屋(演:伊藤淳史)が神田に屋敷を買おうとしたら、町名主に拒否られたうえ、奉行所から吉原関係者NG令!江戸の不動産事情、厳しすぎて現代人もびっくり。

やがて、検校と瀬川に裁きが下る。

瀬川は無罪だったけど、奉行所からまさかの離縁命令!しかも検校、きっぱりと「今後、瀬川の面倒は見ない」と発言。
……え、冷たっ!と思いきや!?その裏には、瀬川と蔦重への深い配慮があった。

旦那さま。私は決して良い妻ではございませんでした
瀬川が頭を下げると、
そなたの望みは何であろうとかなえると決めたのは、私だ。」と、検校が静かに返す。

私は……ほんに幸せな妻にございました!
涙ながらに頭を下げる瀬川の姿に、蔦重のことを思って身を引いた検校の“男気”と瀬川の“女の覚悟”が交差する!

帰ってきた瀬川を、蔦重は仲間たちの前で堂々とハグ!「好きだー!」って心の声が聞こえた気がしたぞ!
そしてふたりの夢、本屋開業に向けて準備スタート。

ここまできて、ようやく幸せムードかと思いきや…またしても展開がエグい。

年明け早々、蔦重が松葉屋に行くと……瀬川がいない!?
手紙にはたったひと言——「蔦屋重三郎には夢を見続けて欲しい」。言い訳も未練も一切なし。

蔦重の未来を守るために、愛する人のそばから自分を消した。
いや、瀬川〜〜〜〜〜〜ッ!! 涙腺崩壊……無理……。

瀬川、最後の最後までヒロインの矜持と“女の愛”を貫いた

果たして、蔦重は瀬川を取り戻せるのか?そしてふたりの夢、本屋開業の行方は——?


時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。

こはる「検校の愛に書きながら涙が……

べらぼう[用語解説]

当道座(とうどうざ)
当道座は、江戸時代の盲人男性による職能組織で、音楽や鍼灸などの職業を独占的に担っていました。最高位の「検校」に昇進することで、組織内での権威と経済的利益を得ることができました。
一部の検校は高利貸し業にも手を広げ、庶民や武士に貸し付けを行い、莫大な財を築いたとされています。

よくわかる当道座と女郎・松崎(さえ)の関係
(演:新井美羽

松崎は、吉原の女郎屋「松葉屋」で働く遊女ですが、その素性は元旗本の娘「さえ」です。家が当道座の高利貸し(座頭金)から借金を重ね、返済に行き詰まった末、両親は自害。さえ自身も身売りされ、女郎としての人生を余儀なくされました。

悲劇的な背景

  • 実家が当道座の高利貸し(座頭金)から借金を重ね、返済に困窮。
  • 両親は返済の目途が立たず、自害して果てる。
  • さえは家の借金の肩代わりとして、吉原の女郎屋「松葉屋」に身売りされる。

ドラマでの役割

松崎は、物語の中で重要な役割を担っています。

  • 瀬川への襲撃
    松葉屋の寮(療養所)で療養中、瀬川(小芝風花)を包丁で襲い、手と顔に軽傷を負わせる。
  • 恨みの動機
    瀬川が当道座の検校・鳥山(市原隼人)の妻であることを知り、当道座への恨みを瀬川に向ける。
  • 社会問題の象徴
    座頭金の被害者として、当時の社会問題を体現するキャラクター。

歴史的背景

松崎のエピソードは、江戸時代中期に実際に社会問題となっていた座頭金(当道座による高利貸し業)の被害を描いています。徳川家康が始めた盲人保護政策が行き過ぎ、収入の少ない旗本や御家人の生活を脅かしていた実情を反映したキャラクターとして描かれています。

松崎のような境遇の女性は当時決して珍しくなく、家禄の少ない幕臣の娘が女郎屋に売られるという悲劇が実際に起きていたとされています。

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