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鳥山検校、吉原降臨!

べらぼう第8話あらすじ~蔦重栄華乃夢噺~

逆襲の『金々先生』

蔦屋重三郎(演:横浜流星)が手がけた『吉原細見 籬の花(まがきのはな)』が、まさかの爆売れ!だって、西村屋版の半額なうえに、なんといっても瀬川(演:小芝風花)の襲名情報付き。そりゃ売れるよ、超プレミア版だもん!

でも、人気者はつらいよ……瀬川のところに客が殺到!
花魁チームの過労待ったなし!それでも笑顔を崩さない瀬川、プロ根性すごすぎて泣いた!体が心配……。

そんな中、新たに現れたのが、盲目の大富豪・鳥山検校(演:市原隼人)。いきなり双六と本のプレゼント爆投下!?しかも「みんなで楽しんで」とか、めちゃ優しくて、粋じゃん!

礼儀を重んじる花魁ルールでは、初回の客に口をきくのはタブー。でも瀬川、目が見えない鳥山検校のために読み聞かせを提案。「声で楽しんでほしい」って……心が清すぎて涙出るわ!

ところが本棚を見ていた瀬川、ひとつの本にガチで固まる!
その本、鱗形屋(演:片岡愛之助)の印入り。ってあの鱗形屋って、海賊版で捕まったばっかじゃなかったの!?
まさかの復活?早すぎやろ!不死鳥か!

動揺を隠せぬ瀬川の元に、タイミングよく蔦重登場!
「鱗形屋の件、知ってるよ。でも吉原の親父たちが協力してくれてる」とニッコリ余裕。

しかも、「君のおかげで吉原が変わってきてる」って、感謝と一冊の本「女重宝記」を手渡し。女子力アップ本で身請け先に備えろってことだけど……ちょ、瀬川の気持ちを察してあげて!

そして場面は激変。鱗形屋が鶴屋喜右衛門(演:風間俊介)と西村屋与八(演:西村まさ彦)を引き連れて、蔦重の元に乗り込んできた!

案の定、喜右衛門は約束をひっくり返して「鱗形屋と組むから、お前ナシで!」って…手のひら返しすぎて関節外れてるぞ!?

それでも蔦重、冷静に「吉原以外の出版はせず、細見はタダで出す!と神提案。なのに喜右衛門、「吉原は卑しい」「誰も関わりたくない」発言ブッ込んできたー!!

その瞬間、空気がピリつく——————————————ッ!
駿河屋市右衛門(演:高橋克実)、激おこ🔥🔥🔥モード突入!!

「外道はてめぇだ!」と、喜右衛門を座敷から階段下へドーン!
江戸の親父、熱すぎて草草草草草

吉原の親父たちは地本問屋を出禁にして、自分たちの誇りは自分たちで守ると宣言。
この瞬間、吉原はひとつになった!

偽版の鱗形屋、瀬川の想い、そして蔦重の決意。
このまま戦の火蓋が切って落とされるのか…⁉︎


時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。

べらぼう[用語解説]

鳥山検校(とりやま けんぎょう)
略歴
鳥山検校(本名:鳥山玉一)は、江戸時代中期の人物で、盲人の職業団体「当道座※」の最高位「検校」に就いた。
延享元年(1744年)に生まれ、安永2年(1773年)に検校職となっ安永4年(1775年)、吉原の花魁・五代目瀬川を1,400両(現在の価値で約1億8,000万円)で身請けし、江戸中の話題となった。
しかし、安永7年(1778年)、高利貸しの過酷な取り立てが問題視され、幕府により全財産を没収され、江戸から追放された。その後の消息は不明である。
職業
鳥山検校は、当道座に所属し、音楽や鍼灸などの技術を持つ盲人の中で最高位の「検校」に昇進した。また、幕府公認の高利貸し業「官金(座頭金)」を営み、莫大な財を築いた。
彼の取り立ては非常に厳しく、「強欲非道」と評されるほどであった。その財力を背景に、吉原の高級花魁を身請けするなど、豪奢な生活を送った。
しかし、その強引な手法が仇となり、最終的には幕府の処罰を受けることとなった。

※当道座(とうどうざ)
当道座は、中世から近世にかけて存在した男性盲人の自治的職能互助組織です。
盲人たちは、琵琶法師として『平家物語』を語る平曲や、鍼灸・按摩などの技術を習得し、生計を立てていました。
当道座は、検校(けんぎょう)を最高位とする16階級の位階制度を持ち、内部での昇進や役割分担が厳格に定められていました。
また、当道座は幕府から特権的な地位を与えられ、盲人による音楽や治療の独占的な権利を持っていました。
明治4年(1871年)に廃止されるまで、当道座は盲人たちの生活と文化を支える重要な組織でした。

『女重宝記』(おんなちょうほうき)
元禄5年(1692年)に艸田寸木子(くさだ すんぼくし)によって著された、女性向けの教養書。
全5巻からなり、嗜み・祝言・懐妊・諸芸・雑学など、当時の女性が身につけるべき知識や教養を平易な文章と挿絵で解説している。
江戸時代の女子教育の場で広く用いられ、庶民の教養書として版を重ねた。

>>鳥山検校、転落の真相とは?瀬川どうなる?