※本ページにはプロモーションが含まれています。

歌磨、大首絵の秘話!

べらぼう第38話あらすじ~蔦重栄華乃夢噺~

地本問屋仲間事之始(じほんどんやなかまことのはじまり)

日本橋の商人たちを敵に回す覚悟で筆をとる山東京伝(演:古川雄大)。それを見て「おもろいことになってきたな」と笑う鶴屋喜右衛門(演:風間俊介)。

一方の蔦屋重三郎(演:横浜流星)は、江戸の未来を懸けた大勝負へ――!

そのころ、喜多川歌麿(演:染谷将太)は、病に倒れたきよ(演:藤間爽子)を看病中。
でもきよは錯乱し、現実と幻の境をさまよう。見てる方もツラすぎて泣いた……。歌麿、健気すぎて尊い!

街では「悪玉提灯」を掲げ暴れ回る若者が出没!
寛政の改革ムカつく!」と暴徒化。

松平定信(演:井上祐貴)は長谷川平蔵(演:中村隼人)を呼び、「そやつらを真人間に鍛え直せ」と命じる。

ここで登場、人足寄場!更生の元祖みたいな施設。
今で言えば“江戸版の刑務所×職業訓練所”だ。「人は立ち直れる!」って、果たして善か悪か、江戸時代からの問題!

その頃、歌麿はきよを安心させるためにただ描く。「俺にはおきよさんしかいねぇ」
この一言に視聴者全員が号泣……。床に倒れたきよを抱きしめる姿、まさに愛の極み。

一方、蔦重と鶴屋は北尾政演との再会を果たす。

政演、自由人すぎて「浮雲みたいに生きたい」とか、かつてのマンガの浮浪雲か!
そこに蔦重の喝!夢見るだけじゃ生きてけねぇんだ!」このシーン、蔦重の魂が爆発してて神かよ。

だが奉行所が鶴屋を召喚!定信が「出版統制令」を発令したのだ。
SNSで言えば“アカ凍結レベル”の衝撃。江戸の表現者たちが一斉にピンチへ!

蔦重は地本仲間を全員招集。「出版統制をやめさせる!」と宣言。抜け道を見つけるあたり、もう策士すぎて天才。

政演や鱗形屋孫兵衛(演:片岡愛之助)たちも力を貸す。“江戸のクリエイター連合”、ここに爆誕。

さらに蔦重、禁じられた賄賂を逆手に!
長谷川平蔵を吉原で接待し、「借りてた金、利息つけて返すっす」と粋すぎる交渉術。
越中守様(=定信)に一言引き出してほしいと頼む。

平蔵、定信の前であえて挑発!「本は上方に任せりゃいい」
すると定信、ブチギレ「くだらなくなどなかろう!江戸の誇りじゃ!
はい、蔦重の狙いどおり~!ナイス誘導!

こうして「株仲間」制度が誕生し、出版が再び動き出す。江戸の文化、ここで息を吹き返すか?

蔦重は次の手へ。上方の大和田安兵衛(演:川西賢志郎)を仲間にしようと動く。
けど大和田の狙いは“安く仕入れて西へ売る”ビジネス路線――ここでも蔦重の理想と現実がぶつかる。

そこへ訃報が届く。きよ、ついに息絶える……。歌麿は涙を拭うこともせず、彼女の姿を描き続ける。
生き残って命を描け」蔦重の言葉が、胸に刺さる。芸術は、生きる証そのものなんだ。

畳には、きよの痕跡だけ。
静寂の中で筆が止まる瞬間、江戸の光が一瞬だけ消えた――。

果たして、蔦重たちはこの嵐を乗り越え、
“表現の自由”を取り戻せるのか――!?


時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。

べらぼう[用語解説]

歌麿ときよ

喜多川歌麿は、江戸の浮世絵師として女性美を極めた絵を描いた人物です。ドラマでは、彼の心の支えとなるのが「きよ」という女性。

きよは歌麿のモデルであり、恋人のような存在として登場します。病に苦しみながらも、彼の芸術への情熱を支え続けた女性で、その死は歌麿に深い悲しみと創作の原動力を残しました。

>>歌麿の妻きよの静かな生涯を読む

長谷川平蔵

「鬼平」の名で知られる実在の人物で、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)という今でいう警察の長官のような役職を務めました。

悪人にも人情を忘れない公平な裁きで知られ、江戸の治安を守った名奉行です。ドラマでは松平定信の命を受け、人足寄場の設立に関わる重要な役として登場します。

出版統制令

寛政の改革の一環として、松平定信が出した「出版を取り締まるお触れ」です。政治や風俗を批判する本や絵を禁じたため、江戸の作家や絵師たちは大きな打撃を受けました。

ドラマでは、蔦屋重三郎たちがこの統制に立ち向かい、知恵と情熱で出版の自由を取り戻そうと奮闘します。

鱗形屋孫兵衛(うろこがたや まごべえ)

江戸を代表する版元(はんもと=本の出版業者)の一人で、蔦屋重三郎の仲間です。浮世絵や黄表紙を数多く手がけ、文化の発信に尽力しました。

ドラマでは、かつて蔦重と対立しましたが、今では出版統制に立ち向かう心強い味方として登場します。

大和田安兵衛(おおわだ やすべえ)

上方(関西)で活躍する版元で、商才に長けた人物です。江戸の蔦屋重三郎たちと手を組む一方で、利益重視の立場も見せるなど、現実主義者として描かれます。

蔦重の理想と安兵衛の商人魂とのぶつかり合いが、物語に緊張感を与えています。