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重死すとも生きている!最終回です

べらぼう第46話あらすじ~蔦重栄華乃夢噺~

蔦重栄華乃夢噺(最終回)

雷鳴と豪雨の中、運ばれる一橋治済(演:生田斗真)。
「手が縛られて用が足せぬ!」って、そこ!?とツッコむ間もなく、縄が解けた瞬間、脇差を奪って見張りを刺し逃走。

待っておれよ…傀儡ども…!
その叫びと同時に、雷ドーン!脇差を天に突き上げた瞬間、雷に打たれて即退場因果応報すぎて笑える

こうして表に残ったのは「替え玉」斎藤十郎兵衛(演:生田斗真 二役)。歴史、静かにすり替わるの怖すぎ問題。

一方その頃、蔦屋重三郎(演:横浜流星)は店を再開。
写楽絵を出し続けるも、ブームは一瞬。1795年、チーム写楽、ついに解散!
正体不明のまま消える写楽、あまり盛り上がらなかった感は否めない……

でも蔦重が放った一言が神。
東洲斎写楽=斎藤十(郎兵衛)のアナグラムなんだよ」
絵師たち、どよめきからの大歓声!蔦重、天才すぎて草。

慰労会の夜、喜多川歌麿(演:染谷将太)が静かに本音を漏らす。
「俺、望まれない子でね……」。でも写楽の絵には、皆の想いが溶け合っている。
鬼の子も仲間でいいって言われた気がした(歌麿よかったね!もう感無量、情緒が追いつかない……

翌朝、てい(演:橋本愛)が手にしたのは『玉くしげ』。本居宣長(演:北村一輝)の書。
蔦重「鶴屋さん、なんでこの人、なんで手鎖になんでえんですかね?」
鶴屋(演:風間俊介)「まあ江戸の人じゃないから捕まらないんじゃないですか。市中ではあまり目立たないから」

物語は伊勢へ。

宣長の語りが、まあ熱い。この国は、スケベで祭り好きな神様の国。善も悪も喜びも悲しみも、全部まとめて「もののあはれ」。でけえ器すぎて震える。宣長、なんかあの源内を彷彿させる!
宣長、蔦重と組む決意。ここ激アツ!

病療養中の長谷川平蔵(演:中村隼人)に呼ばれた蔦重。
茶屋の前、駕籠屋女将(演:小芝風花)の幸せ話。懐かしい笑顔の女性。初恋は、遠い日の打ち上げ花火。切なすぎて胸がぎゅってなるやつ……!

その頃、吉原は大不況。蔦重は町を救うため、他の闇業者封じのルールブック作成に動く。
金も時間も惜しまない姿に、ていは思う。この人、まるで陶朱公じゃない?旦那、尊すぎ!

しかし秋、突然倒れる蔦重。病は脚気
「これも売り物にするか」商魂、最後まで衰え知らずで草。

それでも蔦重は書を出し続ける。
大田南畝(演:桐谷健太)、十返舎一九(演:井上芳雄)、曲亭馬琴(演:津田健次郎)…仲間たちの作品を世に送り出す。
書で世を耕す男——まさに耕書堂の主人!かっこよすぎて泣いた。

ある夜、九郎助稲荷(演:綾瀬はるか)が夢に現れる。「昼九つに迎えが来る」
知りたいことは一つだけ。人生、一炊の夢ってやつ…しみる。

静かな最期の時。「二代目、どうする?」全部整えているてい。強くて優しい妻すぎる。

鐘が鳴る。「ありがた山の…」
その瞬間、大田南畝が叫ぶ。「蔦重!俺たちは屁だーー!
全員で踊る、泣き笑いの大騒ぎ。

そして蔦重、目を開く。「拍子木、うるさくて聞こえねえ」
最後まで蔦重は蔦重だった。

人生は夢。でも、夢は誰かの心に残る。果たして、この物語の余韻はどこへ向かうのか?


時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる「今まで、ありがとうございました」
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。

べらぼう[用語解説]

本居宣長(もとおり のりなが)

江戸時代を代表する国学者です。日本古来の考え方や感情を重んじ、儒学中心の思想に疑問を投げかけました。「もののあはれ」という言葉で知られています。

『玉くしげ(たまくしげ)』

本居宣長が著した書物で、日本の政治や学問のあり方を論じた作品です。幕府が重んじた儒学ではなく、日本固有の価値観に立ち返るべきだと説いています。

駕籠屋女将(かごや おかみ)

人や荷物を運ぶ駕籠屋を切り盛りする女性主人のこと。旅人や町人の話が集まる場所でもあり、世情に通じた存在として描かれます。『べらぼう』では小芝風花さん演じる女将が、かつての経験や人生を経て得た穏やかな幸せを語り、蔦重にとって忘れがたい思い出を残す人物として印象的に思い出されます。

陶朱公(とうしゅこう)

中国春秋時代の人物で、財を成しては人々を救った理想的な商人です。私利私欲ではなく、富を社会に還元する姿勢の象徴として語られます。

脚気(かっけ)

江戸時代に多く見られた病気で、主に白米中心の食生活が原因です。足のしびれや衰弱を引き起こし、重症化すると命に関わることもありました。

九郎助稲荷(くろすけいなり)

人々を助ける稲荷神として信仰された存在です。物語では、蔦重の人生に寄り添い、夢や予兆として現れる象徴的な神として描かれます。