べらぼう第26話あらすじ~蔦重栄華乃夢噺~
三人の女
江戸の米、値上がりすぎて庶民全滅寸前!?時代がバグってる!
きっかけは浅間山の噴火+冷夏のダブルパンチ。不作続きで米が足りず、江戸も米不足パニックに突入。老中・田沼意次(演:渡辺謙)、米の値段が2倍って聞いて「値下げしろや!」と即オーダー。けど相手は商人、聞く耳持つとは限らん!
一方、今や江戸の出版王・蔦屋重三郎(演:横浜流星)も頭を抱えていた。奉公人8人、作家も絵師も出入り自由。食費は∞、でも残る米はたった一俵!
そこに現れたのが…まさかの実母・つよ(演:高岡早紀)!?かつて吉原に蔦重を置いていった張本人。久々の再会にブチギレ。
「ババア、何しに来やがった!!」
「おっかさんを捨てる気かい!?」
ドラマが始まったぞ!って思ったら、女将・てい(演:橋本愛)がまさかのストップ。
「親孝行したいときに親なし。鳩に三枝の礼あり、烏に半哺の孝あり」って、説教うますぎて草。
つよ、さっそく店で髷を結い出す!
蔦重「勝手に商売すんな!」
つよ「お代はもらってません♡」
さらに「髪結い中にこの本読んでってね♡」って宣伝スタイル!まさかの本屋✕美容室コラボ爆誕。
これに蔦重、「なるへそ!!」と感動、プロモ魂に火がついた!
ていが提案したのは「品の系図」。絵と本のつながりを図にしたら、誰でも説明できるし売りやすい!マーケ脳かよ!蔦重、さっそく「作ってくれ!」ってお願い。てい、神すぎ!
だがその頃、店の中でくすぶるのが歌麿(演:染谷将太)。ていと蔦重が仲良くするのを見て拗ねモード突入。ていは「そういう関係なら遠慮します」って譲るけど、蔦重は即否定!
だって契約結婚だったから、同じ部屋でもついたて越し。でもね…ふと手が触れるこの距離感、完全にフラグやん。
そんな中、札差の大引赤蔵(演:林家たい平)が登場。蔦重は狂歌師・大田南畝(演:桐谷健太)まで呼んで、超もてなし。すると、米を安く出してくれるって!?つまり…米、あるじゃん!!!
大田、「これ、売り惜しみで値上げしてるだけじゃね?」と天啓!
「米、搗け!降れ!集まれ!米来〜い!!」
南畝と蔦重、「言霊で景気を上げようぜ!」とノリノリで『歳旦狂歌集』制作開始。絵はもちろん歌麿。黄表紙仕立てでド派手にいくぞ!
その頃、江戸城では紀州藩の殿様・徳川治貞(演:高橋英樹)が激おこ。「足軽上がりのくせに何してくれとんじゃ!」と田沼意次に叱責ビーム!意次、土下座寸前!
それを見ていた息子・田沼意知(演:宮沢氷魚)、プライド爆発💥
蔦重に「どうすれば米の値が下がる?」とガチ相談。狂歌集の戦略を聞き、ヒラメキが走る……!
そして、ていが置き手紙を残して家出。「系図できました、さようなら」って…えっ、なんで!?歌麿は「自分のせいだ」と自責。蔦重、縁切寺へ爆走ダッシュ!
ていを見つけて叫ぶ蔦重。「つまんねえ女?んなわけあるか!出会っちまったんだよ、おていさんに!」って告白…江戸男子の口説き、熱すぎて尊い…! その晩、2人はやっと本当の夫婦になったのです(拍手!)
布団の中でつぶやく歌麿「よかったな、蔦重…」って、切なすぎて涙腺崩壊…!
翌朝、「絵のサイン、なんで千代女画なの?」と聞く蔦重に、歌麿「生まれ変わるなら女がいいからさ」って……お前……切ない!
最後は、田沼意知が考えた「株仲間の廃止」という神アイデアが炸裂!結託して値を釣り上げる米問屋を封じ、年明けには米が江戸にドーンと到着予定!
蔦重の出版魂と、意知の覚醒が重なって…果たして江戸の米騒動は収まるのか!?
時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。
べらぼう[用語解説]
蔦重の実母・つよ
蔦重のワケあり実母。かつて息子を吉原に置き去りにして姿を消していたが、米騒動で困窮し、突然ふらっと店に現れる。気の強さとちゃっかりさを兼ね備えた女性で、髪結いの技術を活かし、ちゃっかり商売にも首を突っ込むちゃっかり系ババア(←褒めてる)。蔦重との親子関係には複雑な過去があるが、なんだかんだで存在感は抜群!
「鳩に三枝の礼あり、烏に半哺の孝あり」
(鳩は親に三本の枝を差し出して礼を尽くす、カラスの子は親に食べ物を半分返す)
つまり、鳥ですら親に礼を尽くし、恩返しするのに、人間がそれをしないわけにはいかないという、親孝行の大切さを説く言葉です。
『品の系図(しなのけいず)』
本屋・耕書堂のていが提案した、“本の売れる仕掛け”の一つ。出版された絵や書物の「つながり」や「由来」「作者の背景」を一目で分かるように図にしたもの。これを店のスタッフが活用することで、蔦重だけでなく誰でもセールストークができるように!
現代でいえば「推しの相関図」や「この作品を読んだら次に読むべきガイド」みたいな感じ。
札差(ふださし)の大引赤蔵
お金と米を握る“江戸の金融マン”!
札差とは、武士に貸し付けを行ったり、米を管理したりする商人のこと。そのなかでも赤蔵は、蔦重が商売で接待するほどの大物。商売相手としてはクセが強いが、狂歌に心打たれたことで蔦重に協力的に!? 一見ただの“米のオッサン”かと思いきや、じつはキーパーソン。
『歳旦狂歌集(さいたんきょうかしゅう)』
蔦重たちが正月に向けて作った、お祭りムード満載の“風刺と希望の歌集”。「歳旦」は新年、「狂歌」はユーモアたっぷりの短歌のこと。米の高騰に苦しむ庶民たちに向け、「笑い」と「言霊」で元気と反骨精神を届けようという狙いが込められている。挿絵は歌麿、狂歌は大田南畝という豪華タッグ!
SNS時代なら「バズる」こと間違いなしのイケてるコラボ冊子。
徳川治貞(とくがわ はるさだ)
徳川御三家のひとつ・紀州徳川家の当主で、幕府に対して圧力をかけるパワー系お殿様。現在の将軍・徳川家治のいとこであり、表向きは「支える側」だが、実は将軍家の次の座を狙う立場でもある(かも?)。足軽出身の田沼意次を見下しつつ、江戸の混乱を「これ見よがしに」叱責。出たぞ…政争の火種…!