浮世絵の歴史 浮世絵【近世初期風俗画2】浮世絵の祖・岩佐又兵衛とはどんな人? 洛中洛外図屏風(舟木家本)では、遊女町や歌舞伎小屋など新しい都市の歓楽の場が重要なテーマとして描かれています。岩佐又兵衛の作風は、肉感的でふっくらとした頬、長い顎を特徴とし、樹木の描写や人物の視線を通じて人間の内面を深く描き出す視点が際立っています。 2024年6月27日
浮世絵の歴史 浮世絵【近世初期風俗画1】忌むべき憂世から肯定的に楽しむ浮世へ 世の中に対する理解が、忌むべき憂世から肯定的に楽しむ浮世へと変わっていった時代です。応仁・文明の乱(1467〜77)で焦土と化した京都。そんな京の町を復興させたのは、室町幕府ではなく、商工業に従事する町衆でした。 2024年6月26日
浮世絵の歴史 「憂世」から「浮世」絵。ゴッホが模写した浮世絵とは? 浄土での成仏を願い、この世はつらいという憂き世。つかのまの仮の世でも、浮き浮き楽しく暮らそうという考え方が「浮世」絵です。ゴッホが模写した歌川広重「名所江戸百景 亀戸梅屋敷」。 2024年6月25日