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浮世絵が描く鎌倉幕府の物語 個性豊かな御家人たち

2022年放送中のNHKの大河ドラマ鎌倉殿の13人」にあわせて、神奈川県藤沢市で鎌倉時代の武将を描いた浮世絵の展示会が開かれています。

学芸員の細井守さん
ドラマに登場する人物がたくさん描かれています。当時の歴史を再現した浮世絵が多いので、物語を想像しながら楽しんでもらいたいです

本展では浮世絵に描かれた平安時代末から鎌倉時代の武士達の姿を歌川国芳の武者絵を中心に展示し、藤沢と周辺地域の鎌倉時代前後に隆盛した武士の名を想起させる地名とのかかわりを紹介します。

歌川国芳「石橋山伏木隠大場三郎景親」歌川国芳「石橋山伏木隠大場三郎景親」

梶原景時は頼朝公の隠れた洞窟(鵐の窟-しとどのいわや)の場所を知っていながら、景親に「こっちの山に頼朝はいなかった。あっちの山が怪しい」と進言。
全軍がそちらへ向かったため、頼朝公は命拾いをした。

歌川貞秀「鎌倉右幕下焼香場の図」歌川貞秀「鎌倉右幕下焼香場の図」

源頼朝の父、義朝の供養の場面が描かれていてのちに執権となる北条義時や御家人の比企能員らが集まっています。

また、本展では藤沢市立大庭城址公園に遺る大庭城の藤沢市市指定史跡への指定を記念して、その紹介や、発掘資料の展示も併せて行なっています。

会期】~2022年2月13日(日)
開館時間】10時~19時(入館は18時30分まで)
休館日】毎週月曜日
入館料無料
所在地】神奈川県藤沢市辻堂神台二丁目2番2号ココテラス湘南7階