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蔦重、魂の大勝負『一目千本』爆誕!

べらぼう第3話あらすじ~蔦重栄華乃夢噺~

千客万来『一目千本』

吉原の“顔”とも言えるガイドブック『吉原細見』。この最新版、『嗚呼御江戸』の完成披露会が華やかに開催!……と思いきや、会場の「駿河屋」で空気が一変。

なんと店主・駿河屋市右衛門(演:高橋克実)が、蔦屋重三郎(演:横浜流星)の関与を知って激おこ。いや、ブチギレて殴り飛ばすレベルの怒り。さすが吉原のオヤジ、沸点が江戸前!

それでも『嗚呼御江戸』は売れた!けど…吉原には一向に客が戻らない現実。グルメ本が売れても、店に客が来ない感じ。広告って、難しい!

一方、江戸城ではお家騒動の風が吹く。「白河松平家」が、「田安家」の田安賢丸(演:寺田心)を養子にクレクレ。将軍様・徳川家治(演:眞島秀和)まで出てきちゃって、もう断れない……これはまさに政略養子の圧!

そんな中でも吉原はピンチの連続。二文字屋の女将・きく(演:かたせ梨乃)が、ついに「もう店を畳むわ」とギブ宣言!それを聞いた蔦重、「恩人・朝顔(演:愛希れいかの想いを守る!」と燃える!

ここで出た蔦重の神アイディアが…「入銀本」!女郎たちの写真集みたいな本を作って、掲載順は入金額で決まる課金システム(笑)。「一番に載りたい!」と火が付いたのが、花の井(演:小芝風花)。彼女、なんと長谷川平蔵(演:中村隼人)から50両をぶん取る。平蔵、ちょろすぎて草

集まった金で、蔦重は本格始動!絵師に北尾重政(演:橋本淳)を召喚。さらに自ら彫師・摺師の仕事まで手伝う熱量。「蔦重、職人すぎて泣いた!

完成したその名も『一目千本』!女郎たちを花に見立てて描いた、アートな写真集ならぬ浮世絵本。完成品を抱え、蔦重が向かったのは…因縁の駿河屋。

もちろん市右衛門は「受け取らん!」と頑な態度。でもその理由は……「蔦重に店を継がせたいからこそ、本づくりなんて許せんのじゃ!」という愛あるツンデレ親心。江戸の親父、ツンが深い!

結果、『一目千本』は爆売れ。湯屋、髪結い床、どこに行ってもこの本がズラリ。男たちが食い入るようにページをめくり、吉原はついに客ラッシュのバブル状態!

そんな盛り上がりの裏で、花の井のもとに届いた一通の手紙。差出人は…長谷川平蔵。中身は「親の遺産、使い果たしちゃったから会いに行けない☆」というまさかの破産告白ラブレター。いや、平蔵、情けなすぎ!

さすがの蔦重も胸がチクッ。でも、活気を取り戻した二文字屋の女郎たちを見て、花の井と共に笑顔で「やったな!」と喜ぶのだった。

果たして、吉原の復興はこれで本当に成るのか?
次回、駿河屋の真意、平蔵の再起、そして蔦重の野望が動き出す——!
その結末、見逃し厳禁!


時代を超えて江戸を伝える語り部
時代屋こはる
江戸の粋と人情に恋した「時代屋こはる」。ドラマの情景を鮮やかに描き、笑いと涙を織り交ぜながら、今に蘇る歴史の物語を語り継ぐ。時にツッコミ、時に胸アツな筆さばきが自慢。歴史好きの皆さまに「そう来たか!」と言わせる快作に挑戦中。

べらぼう[用語解説]

一目千本(いちもくせんぼん)
一度に千本の桜が見えるような、圧巻の景色を指す言葉。江戸時代の花見の名所・上野山や飛鳥山の桜並木でよく使われた表現。春の江戸っ子たちは「一目千本」を目当てに花見へ繰り出していた。

嗚呼御江戸(ああおえど)
「嗚呼(ああ)」は感嘆を表す言葉で、「御江戸」は江戸を敬う呼び方。江戸の華やかさや人情深さをしみじみと感じる気持ちを込めた表現。時には江戸の美しさや栄華を讃える詩や歌の一節としても使われた。

白河松平家(しらかわまつだいらけ)
徳川将軍家の親戚にあたる「御三卿」の一つで、徳川吉宗の次男・宗武(むねたけ)の子孫が治めた大名家。江戸時代、幕府の要職を多く輩出し、政治の中枢に関わった。江戸城内でも影響力の大きい家柄だった。

田安家(たやすけ)
徳川吉宗の次男・宗武が創設した御三卿の一つ。江戸城田安門付近に屋敷があったため「田安家」と呼ばれる。田安家出身の一橋徳川家当主は、後に将軍職を継ぐこともあった。

長谷川平蔵(はせがわへいぞう)
江戸時代の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官で、別名「鬼平(おにへい)」。火事や盗賊の取り締まりを厳しく行い、江戸の治安を守った名奉行として知られる。小説やドラマで人気の人物で、庶民からも親しまれた。