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ボストン美術館の春画

左が葛飾北斎、右が北川歌麿の春画

上の浮世絵をみてください。美人画みたいですけど、春画なんです。そもそも、裸のオッパイが描いてある春画は少ないのです。このサイトの北斎と歌麿の春画をみてください。ほとんが着物を着ています。オッパイを描くことには、あまり関心がなかったのかもしれません。

また、オッパイが描いてあっても、性器の詳細さに比べると、まるで小学生の落書き程度だと思いませんか?

ということは、オッパイはどうでもいいということ。
すなわち、江戸の男はオッパイでは興奮しないということではないでしょうか。

着物を着ているのには、2つの理由

1.着物によって、登場人物の素性(職業)をわからせるため

着物によって、武家の人であるか、町人であるか、裕福なのかどうかがわかります。どのような男女がいたしているか、着物によってわかるのです。

2.人体のプロポーションの不具合をかくすため

春画は顔と性器をまず描くのだそうです。それによって、人体のプロポーションに無理が出て、おかしな人体になってしまいます。その狂った人体のプロポーションを、着物によって隠してしまうのです。

しかし、春画はもともと性器を誇張して描いていたり、手足が異常に小さかったりしますので、今更プロポーションが狂っているといっても、あまり意味がないですね。