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【THE HEROES展】刀剣×浮世絵は必見!
2022年1月21日(金)〜3月25日(金)六本木・森アーツセンターギャラリーで開かれる【THE HEROES展】ボストン美術館所蔵 刀剣×浮世絵は必見!
特設サイトを見ただけでも、ワクワクします。2022年11月まで、六本木・新潟・静岡・兵庫をまわります。2022年1月7日(金)までは、スーパー早割チケット限定販売!
六本木
【会 期】
2022年1月21日(金)〜3月25日(金)
【会 場】
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1
【開館時間】
午前10時〜午後8時(火曜日のみ午後5時まで)
最終入館は閉館30分前まで
【休館日】会期中無休
【お問合せ】
Tel.050–5542–8600(午前9時〜午後8時)
【チケット】
一般前売り券1,500円(税込)通常よりも600円安
〜2022年1月7日(金)までの限定販売
スーパー早割チケット(一般のみ)1,500円はこちら
新潟/新潟県立万代島美術館
【会 期】2022年4月23日(土)−6月19日(日)
静岡/静岡市美術館
【会 期】2022年7月2日(土)−8月28日(日)
兵庫/兵庫県立美術館
【会 期】2022年9月10日(土)−11月20日(日)
THE HEROES 刀剣×浮世絵|武者絵編
▶︎【THE HEROES展】ボストン美術館所蔵 刀剣×浮世絵
展覧会紹介|武者絵編を抜粋紹介します。
本展は、武者たちの物語を描いた浮世絵=武者絵と、武者絵と共通のイメージがデザインされた鐔(つば)、そして刀剣を通して、英雄(ヒーロー)たちが大活躍する物語を、時代に沿って紹介されています。
それぞれ浮世絵や刀や鐔(つば)の画像もあります。4コマ漫画は、30秒でみられます。みな必見ですよ!
神代の武勇譚/スサノオ
神代とは神が治めていたとされる時代で、日本神話では、天地開闢から神武天皇の前までの時代を指します。神代の物語は古事記・日本書紀、各地の風土記などによって伝えられており、アマテラス、スサノオなどの神々ばかりではなく、天皇や地方の豪族などの各種の武勇譚が伝えられています。
18世紀以降、さまざまな時代の武勇譚を集めた武者絵本が出版されるようになると、神代の豪傑たちの姿は武者絵本の中に描かれるようになりました。スサノオのヤマタノオロチ退治は、神社に奉納された絵馬扁額にもよく描かれています。
平安時代の武者/土蜘蛛退治と大江山酒呑童子
平安時代の10~11世紀には、武芸に秀でた武士の集団が形成され、ことに清和源氏、桓武平氏の二つの武家が大きな力を持ちました。清和源氏の三代目源頼光には、土蜘蛛退治、大江山酒呑童子退治、市原野の鬼童丸退治などの武勇伝説が伝えられています。
その家臣である渡辺綱、坂田金時(幼名は金太郎・怪童丸)、碓井貞光、卜部季武(うらべのすえたけ)たちは頼光の四天王と称され、四人のそれぞれにも武勇譚があります。
源平時代の英雄/五条橋 橋弁慶
保元の乱(1156)、平治の乱(1160)を経て、平清盛が武家政権の礎を築き権勢を誇りましたが、治承4年(1180)以仁王(もちひとおう)の反乱に応じて源頼朝が挙兵、文治元年(1185)に平家が壇ノ浦の戦いで滅ぼされるまで、源氏と平家の間で多くの戦いが繰り広げられました。
この間の物語は『平家物語』『源平盛衰記』などの軍記物語によって語られており、武者絵の画題として大きな割合を占めています。
源平の各武将にはそれぞれの活躍場面がありますが、中でも源義経は、牛若丸の名の幼少の頃からさまざまなエピソードが絵画化されています。
【みどころ】THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物
- 江戸の庶民の心をとらえた武者絵の世界をご紹介
江戸時代、北斎の「風景画」や歌麿の「美人画」、 写楽の「役者絵」などと並び、庶民の人気を博した「武者絵」の世界を、世界屈指の日本美術コレクションを誇るボストン美術館の浮世絵・刀剣・鐔(つば)で紐解く初めての試みの展覧会です。 - 武者絵118点全点初出展!
約5万点の浮世絵版画コレクションから、 菱川師宣、勝川派、歌川国貞、歌川国芳、月岡芳年などの 有名絵師が描いた「武者絵」を118点厳選してご紹介します。 すべて日本初出展! 大変保存状態が良いため、摺られた当時の鮮やかな色彩が残っています。 - 武者絵と共通のイメージを持つ鐔を展示
源頼光の「土蜘蛛退治」や、牛若丸と弁慶の「五条橋」など、 武者絵と共通のイメージをもつ鐔27点が出展。 江戸時代の人々が見れば何の話かすぐにわかったという 武者絵の物語のイメージがデザインされた鐔を、 武者絵と並べて展示します。 - 約600口の刀剣から厳選した20口を出展
約600口のコレクションより、平安時代の安綱から江戸時代末期まで、 日本刀の歴史を概観できる作品を20口厳選。 近年新たに寄贈された世界有数の刀剣コレクター、 ウォルター・エイムズ・コンプトン氏のコレクションも出展されます。 - 国内の刀剣も特別出品
膝丸、蜘蛛切、薄緑など様々な名前を持つ 源氏の重宝「刀 折返銘 長円(薄緑)」(個人蔵)や、 上杉謙信の愛刀「太刀 銘 来国俊 元享元年十二月日」 (刀剣博物館[(公財)日本美術刀剣保存協会]蔵)など、 武者絵に関連する国内の刀剣も特別出品。